2023/07/24
業務用エアコンの耐用年数は、一般的に10年から15年です。しかし使用環境によって、耐用年数は変化します。店舗で使用しているとしても、ブティックとレストランでは、オイルミストを浴びる後者の方が寿命は短くなります。設置後10年ぐらいからは故障も増えてきます。
メンテナンスにも、費用がかかるようになるでしょう。業務用エアコンが急に故障してしまうと従業員の作業効率は低下し、健康面での心配も出てきます。店舗のエアコンが不調になると、来店客は暑さや寒さに閉口して足が遠のいてしまうかもしれません。費用面から考えても、突然の交換となると予定外の出費となり手当が大変です。
修理で済ませたくても、機器が古いと修理ができない可能性があります。メーカーが部品を保有している期間は10年です。ランニングコストは、同じメーカーで同じ性能の製品なら、新しいものほど電気代が安くなります。修理で済むものを交換したり、交換しなかったために修理代がかさんだりするのを防ぐためには、設置してからの年数を見るのが一つの目安です。
設置して1年以内の場合は通常、保証期間となるためメーカーに依頼しましょう。修理の内容によっても費用が変わります。ガス漏れ修理やコンプレッサーの交換など大規模な修理では費用がかさむため、購入から7年以上経っていれば交換した方がよいこともあります。設置して15年以上では部品が廃番の可能性が高く、ランニングコストを考えても業務用エアコンの入れ替えが必要です。