業務用エアコンのメンテナンスについて

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業務用エアコンの交換時期とは

time 2023/04/12

業務用エアコンの交換時期とは

業務用エアコンの耐用年数には2つの考え方があります。機器そのものの物理的な面から考えると、耐用年数は10年から5年です。減価償却を考えた経済的な見方では、建物附属設備(ダクトのある業務用)で出力が22キロワット以下のものは13年、22キロワット以上のものは15年となります。しかし耐用年数が、そのまま寿命というわけではありません。

物理的な耐用年数が短くなってしまう原因には頻繁な電源のオンとオフや、24時間営業のコンビニエンスストアなどでの長時間の運転があります。温度や湿度の変化が激しい場所での使用や塩害地域など塩分の多い場所、温泉地域などの硫黄ガスなどが発生する地域での使用もエアコンの寿命を縮めます。工場や飲食店で使用しオイルミストにさらされたり、ホコリが溜まったりすることも機器にとっては厳しい環境と言えます。減価償却は、主に税制で使われる言葉です。

固定資産としての耐用年数を正確に見積もることが困難なため、国が固定資産ごとに税法上の耐用年数を定めたものになります。従って、実際に交換が必要な年数とは異なります。使用環境によって変わりますが、稼働を1日10時間とした場合、業務用エアコンの交換の目安は6年から10年と言われています。物理的なエアコンの耐用年数よりも短めですが、同じメーカーで同じ性能なら新しいものほど電気代が安くなるため、早めに交換した方がランニングコストがかかりません。

エアコンをできるだけ長く使うには、こまめにメンテナンスを行いましょう。

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